ドラマ
3月のライオン
原作:羽海野チカ / 全18巻・連載中
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どんな作品?
『3月のライオン』は、孤独なプロ棋士・桐山零が下町の川本家三姉妹との交流と将棋の勝負を通じて人間的に再生していく物語。羽海野チカが丁寧に積み上げる人間描写と、セリフの温もり、ユーモアの絶妙なバランスが唯一無二の読み心地を生み出す。NHKが手がけたアニメ(シャフト制作)は全44話で原作9巻89話まで放送。続きは9巻90話から——零の将棋と心の成長が本格的に動き出す中盤戦が待っている。連載中の原作は2025年9月に18巻を発売(19巻で完結予定)。
あらすじ
17歳にして現役プロ棋士となった桐山零は、幼い頃に家族を失い、将棋家庭に引き取られながらも孤独を抱えたまま生きている。過去の記憶と将棋への複雑な感情を胸に、彼は一人東京のアパートで暮らしていた。そんな零の日常に温もりをもたらすのが、下町の菓子屋「三日月堂」を営む川本家の三姉妹——あかり、ひなた、もも。彼女たちとの他愛ない食事と笑いが、零の凍りついた心を少しずつ溶かしていく。
NHKで放送されたシャフト制作のアニメ(全44話)は、原作9巻89話までを繊細かつ丁寧に映像化した。続きは9巻90話から——零が将棋に対する向き合い方を問い直し、人との絆を少しずつ手繰り寄せる中盤戦が始まる。原作は18巻まで刊行中(19巻で完結予定・2025年9月18巻発売)。今から読み始めれば最終章まで一気に読み通せる。
見どころ
1
孤独と再生を描く、心に刺さる人間ドラマ
親を亡くし孤独に生きてきた零が、ひなたたち川本三姉妹の温かさに触れながら少しずつ変わっていく過程が丁寧に描かれる。笑えるシーンと胸に刺さるシーンが絶妙に混在しており、読後感が他の作品と一線を画す。
2
将棋盤上の勝負が人間ドラマと完璧に連動
将棋の知識がなくても十分楽しめる描かれ方をしながら、対局の緊張や葛藤が零の心情と連動している。特に宗谷名人との関係や川本家をめぐる問題が絡む中盤以降は、将棋と生き様が一体化した名シーンが連続する。
3
アニメ後の9〜18巻で零の成長が一気に加速
9巻90話からは零が将棋と向き合い方を変え始める局面が続く。友人・二海堂との友情、川本家への想い、そして長いトンネルを抜ける過程——アニメで気になった零のその後が、原作中盤から終盤にかけて丁寧に結実していく。
こんな人におすすめ
アニメで零の生き方に心を動かされ、続きが気になっている人 将棋を知らなくても深く楽しめる人間ドラマを探している人
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1シリーズ 1〜22話1〜5巻(序章〜川本家との出会い)全22話
第2シリーズ 1〜22話5〜9巻(9巻89話まで)全22話
管理人レビュー
シャフト制作のアニメ全44話は、羽海野チカの繊細な心理描写をそのまま映像に翻訳した稀少な仕事だった。9巻90話以降は零の葛藤がより大きくなりながらも、確かに前へ進んでいく手応えが増す。川本家三姉妹を中心とした人間関係の深まり、対局の重さ、そして19巻で完結を迎える物語の着地点——今から手に取れば全ての答えまで読み通すことができる。連載15年を超える作品の集大成を確かめてほしい。
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