ドラマ完結済み
この世界の片隅に
原作:こうの史代 / 全3巻・完結 / アニメ第1期まで放送

vol.1
アニメ 劇場アニメ = 原作 ①〜③巻
原作は
1巻から
アニメで全3巻ぶんを映像化済み。原作を1巻から一気読みOK
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どんな作品?
『この世界の片隅に』は、『夕凪の街 桜の国』のこうの史代が、双葉社『漫画アクション』で2007年から2009年まで連載した作品。単行本はアクションコミックスから上・中・下の全3巻で刊行され、2011年には前編・後編の新装版も出ている。太平洋戦争下の軍港・呉に嫁いだ浦野すずの日常を、雑誌掲載の年月と作中の年月を重ねる仕掛けとともに描いた。2016年11月12日に片渕須直監督・MAPPA制作の劇場アニメ(129分)が公開され、ロングランヒットとなった。劇場版は遊女・白木リンの登場場面を減らしているものの、物語は原作の結末である戦災孤児の少女との出会いまで描かれ、エンディングでは少女を迎えた北條家のその後も映し出される。2019年には新規場面を加えた長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も公開された。原作の結末まで映像化されているため、アニメの続きにあたる巻はない。
あらすじ
1943年の暮れ、広島市江波で育った浦野すずのもとに、呉から縁談が舞い込む。相手は呉の軍法会議で録事を務める青年・北條周作。翌年2月に祝言を挙げたすずは、足を痛めている義母や、はっきりものを言う義姉の径子、その娘の晴美たちと暮らし始める。絵を描くことが好きで想像力豊かなすずは、慣れない土地で失敗を重ねながらも、乏しい配給をやりくりして北條家の暮らしを支えていく。
闇市の帰りに迷い込んだ遊郭で知り合った遊女・リンとの交流などを経て、すずは呉での自分の居場所を少しずつ見つけていく。しかし1945年に入ると軍港の街・呉は繰り返し空襲を受けるようになり、すずの日常は大きく揺らいでいく。
劇場アニメ(2016年11月12日公開・129分)は、物語の結末まで描いている。原作は上・中・下の全3巻で完結しており、アニメの「続き」にあたる巻はない。
見どころ
1
劇場アニメは原作の結末まで描いている
劇場版は原作の結末にあたる、広島で出会った戦災孤児の少女を連れて呉に戻る場面まで描かれ、エンディングでは少女を迎えた北條家のその後も描かれる。アニメの「続き」はないが、原作では劇場版で語られなかった部分を読める。
2
劇場版で控えめになった白木リンの物語
2016年の劇場版では、遊女・白木リンと周作の過去にまつわるエピソードの多くが語られなかった。原作ではすずの心を揺らす重要な軸の一つで、2019年の長尺版で追加された場面の背景をより深く知ることができる。
3
戦時下の「普通の暮らし」を描く細やかさ
配給の食材をやりくりする料理の工夫や、隣組の歌、日付で表された各話のサブタイトルなど、日々の生活の細部が丁寧に積み重ねられる。だからこそ、その日常が失われていく重みが静かに伝わってくる。
こんな人におすすめ
劇場アニメを観て、原作でしか描かれない部分を読みたくなった人
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
劇場アニメ(2016年11月12日公開)全3巻(上・中・下巻、結末まで)上映時間129分
長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019年12月20日公開)全3巻(リンとのエピソード等を追加)劇場公開
管理人レビュー
劇場アニメは原作の結末まで描いているので、アニメを観た人にとって原作は「続き」ではなく、劇場版では控えめだった白木リンとの関わりや、すずの内面をもう一度たどり直すための3冊になる。1コマごとに描き込まれた生活の手触りは、ページをめくる手を止めて眺めたくなるほど。上・中・下の全3巻で完結しており、映画を観た後でも前でも、腰を据えて読みたい一作だ。
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