スポーツ完結済み
ひゃくえむ。
原作:魚豊 / 全5巻・完結 / アニメ第1期まで放送

vol.1
アニメ 劇場アニメ = 原作 ①〜⑤巻
原作は
1巻から
アニメで全5巻ぶんを映像化済み。原作を1巻から一気読みOK
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どんな作品?
『ひゃくえむ。』は『チ。―地球の運動について―』の魚豊による連載デビュー作で、講談社の漫画アプリ『マガジンポケット』で2018年11月から2019年8月まで連載された。単行本はKCデラックスから全5巻(新装版は上下巻の全2巻)。100m走という、わずか10秒ほどの競技に人生を懸けた人々を、小学生時代から社会人になるまで描いていく。連載当時は単行本化が見送られかけたが、作者の発信をきっかけに反響が集まり刊行が決まった経緯を持つ。2025年9月19日に岩井澤健治監督による劇場アニメ(106分)が公開され、トガシ役を松坂桃李、小宮役を染谷将太が演じた。劇場版は高校時代を中心に大きく再構成しつつ、社会人編はほぼ原作どおりの流れで描き、ラストも原作と同じ展開で締めくくっている。原作の結末まで映像化されているため、アニメの続きにあたる巻はない。
あらすじ
生まれつき足が速かったトガシにとって、走ることは友達や居場所を手に入れるための手段だった。小学6年生のとき、彼は辛いことを忘れるためにがむしゃらに走る転校生・小宮と出会う。2人は100m走の秘密特訓を通して親しくなるが、小宮はやがて夜逃げ同然に町を去ってしまう。
成長するにつれ、トガシは勝ち続けることの重さと、いつか負けることへの恐怖を知っていく。一方の小宮は、走ることそのものに取り憑かれたように100mへのめり込んでいく。高校、そして社会人へと舞台が移るなかで、日本記録保持者の財津をはじめとする走者たちと交わりながら、2人は再び同じスタートラインへと近づいていく。
劇場アニメ(2025年9月19日公開・106分)は、高校時代を中心に大きく再構成しながらも、社会人編と結末は原作に沿って描いている。原作は全5巻で完結しており、アニメの「続き」にあたる巻はない。
見どころ
1
全5巻の物語を劇場アニメが結末まで映像化
劇場アニメは高校時代のエピソードを大きく刈り込みつつ、社会人編はほぼ原作と同じ構成で進み、ラストも原作と同じ展開で締めくくられる。アニメの「続き」はないが、再構成された部分を原作で補完できる。
2
10秒に人生を懸ける人々の群像劇
トガシと小宮だけでなく、日本記録保持者の財津や、王者の座を阻まれ続ける海棠など、100mに取り憑かれた走者たちの言葉が次々に刺さる。勝敗の先にある「なぜ走るのか」という問いが物語を貫いている。
3
『チ。』へとつながる魚豊の原点
何かに人生を捧げることの熱と狂気という、後の『チ。―地球の運動について―』にも通じるテーマがすでに色濃く表れている。全5巻と短く、一気に読み切れる。
こんな人におすすめ
劇場アニメを観て、カットされた高校時代のエピソードを読みたくなった人 『チ。―地球の運動について―』など魚豊作品が好きな人 短い巻数で読み応えのあるスポーツ漫画を探している人
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
劇場アニメ(2025年9月19日公開)全5巻(結末まで)上映時間106分
管理人レビュー
劇場アニメは原作の結末まで描いているので、アニメを観た人にとって原作は「続き」ではなく、映画で大胆に削られた高校時代の人間関係や、モノローグとして綴られる走者たちの思考をじっくり味わうための5冊になる。小学生、高校生、社会人と時間が飛ぶ構成の中で、トガシと小宮の関係がどう変わっていくのかを、ページをめくる速さを自分で決めながら追えるのは漫画ならでは。全5巻完結で、映画の余韻のまま読み通せる。
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