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原作:十日草輔 / 全22巻・連載中

vol.1
どんな作品?
アニメ第1期で語られたのは原作コミックス12巻・155話までの物語です。第2期「勇気の宝箱」(2023年放送)はメインストーリーの続きではなく、第1期の時系列に組み込まれるサイドエピソード集にあたるため、「2期を観れば本編の先が分かる」というものではありません。アニメの続きが気になる方は、原作13巻からお読みいただくのがおすすめです。
あらすじ
ボッジ・ドロス・デズモンドは、ボッシィ王国の第一王子として生まれながら、生まれつき耳が聞こえず、体つきも小さく、剣の腕も未熟という、およそ「王の器」とはほど遠い少年です。父である先代王ボッシィは、屈強な体躯と圧倒的な武力によって国を治めてきた伝説的な王であり、その息子に対する周囲の視線は厳しく、家臣や国民の多くはボッジを次期国王にふさわしくないと見なしています。
そんなボッジにただ一人寄り添うのが、影の一族に生まれ、闇の中で生きてきた青年カゲです。人を殺めることも厭わなかった過去を持ちながら、ボッジのまっすぐな心に触れたことをきっかけに、いつしか彼の忠実な従者として傍らに立ち続けるようになります。声を発することも耳で聞くこともできないボッジは、カゲとの身振りや手話を介したやり取りの中で、言葉に頼らない絆を少しずつ育んでいきます。
物語は、王位継承を巡る宮廷内の思惑、隣国や異形の者たちとの駆け引き、そしてボッジ自身の成長を軸に展開していきます。弱いと蔑まれてきた少年が、剣術の師との出会いや過酷な試練を経て、自分だけの戦い方と生き方を掴み取っていく過程は、単純な下克上の物語にとどまりません。家族の確執、忠誠と裏切り、種族や立場を超えた友情、そして「王とは何か」という普遍的な問いが、ファンタジーという装いの中で丁寧に描かれていきます。
アニメ第1期(全23話)は、王位継承を巡る第一部、原作コミックス1巻から12巻(155話)までの内容を映像化したもので、ボッジが自らの弱さと向き合い、大きな戦いを経て成長を遂げるまでを描いています。原作漫画では、この続きとなる第二部が13巻(156話)から始まっており、ボッジとカゲが新たな目的のために国を出て旅をする、スケールの大きな展開が続いています。
見どころ
1
蔑まれた少年の王道成長物語
「王の器にあらず」と蔑まれた少年ボッジが、自分だけの戦い方を見つけていく王道の成長物語です。
2
言葉を超えた絆の描写
声を発せず耳も聞こえないボッジと、影の一族カゲとの言葉を超えた絆の描写が胸を打ちます。
3
単純な善悪で割り切れない人間ドラマ
敵味方問わず一人ひとりに背景と葛藤が用意された、単純な善悪で割り切れない人間ドラマが魅力です。
こんな人におすすめ
アニメ第1期を見て続きが気になっている方(原作13巻から続きが読めます) 外見や立場で判断されがちな主人公が力をつけていく展開に胸が熱くなる方
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1期 全23話1〜12巻全23話
管理人レビュー
アニメ第1期は原作コミックス12巻・155話までを丁寧に映像化しており、単体でも一つの物語として完成度の高い作りになっています。一方で注意したいのは第2期「勇気の宝箱」の位置づけです。「勇気の宝箱」は2023年4月から6月まで全10話が放送されましたが、これはメインストーリーの続きを描いたものではなく、第1期の時系列内に組み込まれる、これまで描かれなかったエピソードを中心としたサイドストーリー・短編集にあたります。そのため「2期を観れば本編13巻以降の内容が分かる」というわけではなく、原作のメインストーリーの続きを知りたい場合は、コミックス13巻(156話)から読み進める必要があります。原作漫画は現在も連載中で、アニメでは描かれていない旅立ち以降の物語が大きく展開しています。
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