ミステリー完結済み
刻刻
原作:堀尾省太 / 全8巻・完結 / アニメ第1期まで放送

vol.1
アニメ 第1期 = 原作 ①〜⑧巻
原作は
1巻から
アニメで全8巻ぶんを映像化済み。原作を1巻から一気読みOK
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どんな作品?
「刻刻」は堀尾省太によるSFサスペンス漫画です。兄と甥が誘拐され、身代金の期限が30分しかないという窮地で、佑河家の祖父は代々伝わる「止界術」を使って時間を止めます。人も物もすべてが静止した世界「止界」で救出に向かう樹里たちの前に、止界術を狙う集団が立ちはだかり、一族の秘密や力の代償が少しずつ明らかになっていきます。派手なバトル漫画というより、家族それぞれの弱さや距離感を丁寧に描くヒューマンドラマとしての側面が強いのが特徴です。原作は全8巻で完結しており、2018年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ全12話は原作の結末までを映像化しています。
あらすじ
「刻刻」は、特別な術を受け継ぐ一族という題材を扱いながらも、派手な能力バトルよりも家族という単位の人間関係にじっくり焦点を当てている点が印象的な作品です。誰も身動きが取れなくなる静止した世界という発想自体はシンプルですが、それを絵とコマ運びだけでどこまで不気味に、そして美しく見せられるかという挑戦が全編を通して感じられます。派手な演出に頼らず、静けさそのものを恐怖や緊張感に変換していく描き方は、堀尾省太という作家の画力と構成力があってこそ成立していると感じました。
物語が進むにつれて、登場人物たちがそれぞれ抱える弱さや後ろめたさ、家族への複雑な感情が少しずつ明らかになっていく構成も丁寧で、単なる異能設定の漫画として消費するにはもったいない厚みがあります。テレビアニメ版は全12話で原作の結末までをテンポよくまとめていますが、原作漫画にはアニメでは拾いきれなかった心理の機微や間の演出が数多く残されています。アニメを楽しんだ人も、逆に原作から触れてみたい人にも、それぞれの入口から違った満足感が得られる作品だと感じます。
見どころ
1
「静止した世界」という説得力のある設定
誰も動けない世界という発想を、絵とコマ運びだけで不気味なほど具体的に感じさせてくれます。設定を説明台詞に頼りすぎない点も好感が持てます。
2
血のつながりと距離感を丁寧に描く家族群像
特別な術を受け継ぐ一族というだけでなく、家族それぞれの温度差や不器用さがリアルに描かれており、非日常の中でも人間ドラマとして読ませます。
3
アニメは原作全8巻を最後まで映像化
テレビアニメ全12話は原作の結末まで描いています。原作ではアニメで圧縮された心理描写や間の演出をじっくり味わえるので、アニメを見終えた人は1巻から読み直すのがおすすめです。
こんな人におすすめ
家族ドラマと非日常設定の組み合わせが好きな人におすすめです。 派手さより緊張感でじわじわ読ませる漫画を探している人に向いています。 アニメを先に見た人が、原作でしか味わえない細かな心理描写を確認したい場合にもおすすめです。
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1期 1〜12話1〜8巻(原作の結末まで)全12話
管理人レビュー
アニメから入っても原作から入っても楽しめる作品ですが、原作漫画の心理描写の細かさに軍配が上がると感じました。設定の説得力と家族ドラマとしての厚みのバランスが良く、一気読みしたくなる牽引力があります。一方で、全8巻という尺の中で伏線を回収しきる終盤の展開は駆け足に感じる部分もあり、人によって評価が分かれそうです。アニメは結末まで描いているため続きを探す必要はありませんが、1巻から通して読むとアニメとは違う濃さで物語を味わえます。総合的には安定して面白い一作という評価で、星3.8としました。
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