ミステリー
怪物事変
原作:藍本松 / 全24巻・連載中

vol.1
どんな作品?
『怪物事変』は、人知れず人間社会に紛れて暮らす「怪物(けもの)」たちと、彼らを専門に扱う探偵・隠神鼓八千の活躍を描くオカルト探偵漫画。物語は、山間の集落で家畜が次々と死ぬ怪事件の調査から幕を開ける。隠神が現地で出会う「鬼の子」と蔑まれてきた不思議な少年・日下夏羽は、人間の母と怪物の父の間に生まれた半妖だった。隠神は夏羽を東京の探偵事務所に連れ帰り、以後二人は人と怪物の境界に生きる者たちが抱える事件を追っていく。ケースごとに完結する謎解きの軽快さと、その奥に流れる「居場所」というテーマの重さが同居する作品で、アニメは全12話で原作6巻・第21話の手前までを映像化した。続きは6巻22話から、新章「いざ屋島」の幕開けとともに読むことができる。
あらすじ
山あいの小さな集落で、家畜が次々と不可解な死を遂げる事件が起きる。調査のため東京から呼ばれたのは、化け狸の姿を持つオカルト専門の探偵・隠神鼓八千。彼はそこで、村人たちから「鬼の子」と呼ばれ疎まれてきた奇妙な少年、日下夏羽と出会う。夏羽は人間の母と怪物の父の間に生まれた半妖であり、生まれたときからずっと人にも怪物にも属せない存在として扱われてきた。隠神は夏羽を東京の探偵事務所に連れて帰り、共に暮らしながら怪物たちが絡む事件を解決していくことになる。人と怪物の境界で揺れる者たちの物語が、ここから幕を開ける。
見どころ
1
軽妙な怪異ミステリーと重いテーマの同居
一話ごとに完結する事件簿の形式でテンポよく読み進められる一方、根底には『人と怪物のどちらにも属せない者の居場所』という重いテーマが流れており、読み進めるほど物語の奥行きが増していく。
2
個性豊かな怪物キャラクターたち
化け狸の探偵・隠神をはじめ、様々な怪物が登場するが、それぞれが単なる怪異ではなく、独自の事情や過去を抱えた『人物』として丁寧に描かれている点が魅力。
3
6巻から動き出す新章「いざ屋島」
アニメが終わった6巻21話の直後から、物語は新たな局面「いざ屋島」へと突入する。ここから明かされていく怪物たちの過去や世界の謎は、アニメでは描かれていない見どころのひとつ。
こんな人におすすめ
一話完結の軽快なテンポと、根底にある人間ドラマの両方を楽しみたい人 アニメ1期を観て、隠神と夏羽のその後が気になっている人
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1期 全12話1〜6巻(6巻21話まで)全12話
管理人レビュー
アニメ1期は全12話というコンパクトな尺の中で、事件簿形式の軽快さと『鬼の子』夏羽の背景というシリアスな縦軸をバランスよく見せてくれた。原作6巻21話で終わるため、続きとなる『いざ屋島』編からは未映像化の展開が広がっている。怪物と人間の間で揺れる登場人物たちの心情がより深く掘り下げられていく中盤以降は、アニメだけでは味わえない読みごたえがある。テンポの良いオカルトミステリーと、じわじわ効いてくる人間ドラマを両方楽しみたい人におすすめの一作。
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