ミステリー完結済み
秘密 -トップ・シークレット-
原作:清水玲子 / 全12巻・完結 / アニメ第1期まで放送
アニメ TVアニメ「秘密 ~The Revelation~」 = 原作 ①〜④巻
続きが読めるのは
5巻から
完結済み(全12巻)なので一気読みOK
5巻を電子書籍で読む1巻から試し読みアニメを動画配信で観る
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どんな作品?
「死者の記憶を見ることができたら、事件の真相はもっと早くわかるのではないか」——そんな発想から生まれた清水玲子の近未来サスペンス漫画です。舞台は、脳に残る記憶を再生する技術「MRI」が実用化された日本。警察庁科学捜査研究所の特別部署「第九」は、事件の被害者や、時には犯人の脳から最期の記憶を取り出し、映像として再生することで難事件の解決に挑んでいます。姉夫婦を何者かに殺害された過去を持つ青木野火は、その技術者として第九に配属され、班長・薪剛のもとで数々の事件に向き合うことになります。他人の、それも死者の記憶を覗き見るという行為は、真実に近づく強力な手段であると同時に、覗いた者の心を確実に蝕んでいきます。
あらすじ
捜査に行き詰まった警察は、科学捜査研究所の特別部署「第九」にMRI捜査を依頼します。第九のメンバーは、被害者の脳から死の直前の記憶を取り出し、映像として再生することで、目撃者のいない現場に潜む手がかりを探っていきます。主人公・青木野火は、かつて姉夫婦を殺害した犯人を捕らえるためにMRI操作者としての道を選び、班長・薪剛らとともに第九の一員として働き始めます。しかし記憶の再生は、単なる証拠集めでは終わりません。被害者が最後に見た景色、感じた恐怖、抱いていた思い——それらをそのまま追体験することは、操作者自身の心にも深い傷を残していきます。
見どころ
1
死者の記憶を「見る」という独自のSF設定
脳に残る記憶を映像として再生する「MRI」という技術が事件解決の鍵になります。証言者のいない現場でも、被害者や犯人の記憶そのものが手がかりとなる設定が、ミステリーとしての説得力を支えています。
2
記憶を覗く者が背負う痛み
他人の、しかも死者の最期の記憶を追体験する第九のメンバーたちは、真実に近づくたびに自分自身の心も傷つけていきます。青木野火をはじめとする捜査官たちの葛藤が、単なる謎解きに終わらない厚みを作品に与えています。
3
一話ごとの事件と積み重なる人間ドラマ
基本は一話完結型の事件解決ものですが、青木野火の過去や第九のメンバーそれぞれの事情が少しずつ積み重なっていきます。単発の面白さと連続ドラマとしての厚みを両立させた構成が魅力です。
こんな人におすすめ
「記憶を映像化する」という理系的発想のSFミステリーが好きな人におすすめです。 他人の痛みに向き合う捜査官の葛藤を、じっくり味わいたい人におすすめです。 一話完結の事件ものと、続く人間関係の厚みを両方楽しみたい人におすすめです。
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
TVアニメ 全26話原作1〜4巻の内容をベースに大幅な脚色・オリジナル展開を加えて構成全26話
アニメ未放送 = 原作 5巻 から(最終12巻まで)
管理人レビュー
清水玲子『秘密 -トップ・シークレット-』は、「死者の記憶を見る」という一点のアイデアを、ミステリーとしても人間ドラマとしても丁寧に育て上げた作品です。1999年に一話読み切りとして生まれ、2001年からの本連載を経て2012年に全12巻で完結しました。長期連載でありながら大きなブレがなく、一貫して「記憶を覗くことの重み」というテーマを描き続けた点に、作品としての完成度の高さを感じます。テレビアニメは2008年に全26話で放送されましたが、当時はまだ原作が6巻手前までしか刊行されておらず、映像化されたのはおおむね原作4巻分の内容にとどまります。そのため多くのエピソードがアニメオリジナルとなっており、原作とは異なる魅力を持つ一方で、清水玲子ならではの緻密な心理描写や、後半で描かれる大きな展開を味わうには、原作を読み進める価値が非常に大きい作品だといえます。
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