ファンタジー完結済み
Helck(ヘルク)
原作:七尾ナナキ / 全12巻・完結 / アニメ第1期まで放送
アニメ 第1期(連続2クール) = 原作 ①〜⑧巻
続きが読めるのは
8巻から
完結済み(全12巻)なので一気読みOK
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どんな作品?
魔族たちが次の魔王を選ぶ『魔王選抜試験』。その会場に現れたのは、人間でありながら圧倒的な強さを誇る剣士ヘルクでした。『人間を滅ぼしたい』と豪語する彼の真意を探るため、魔族の女将軍ヴァミリオが接触しますが、彼女が目にしたのは危険を顧みず魔族の村人を救うヘルクの姿でした。言葉と行動が噛み合わない主人公の正体は何なのか——。物語は魔王城での群像劇から始まり、やがて人間の王国と魔族の国、双方を巻き込む大きな旅へと広がっていきます。コミカルな掛け合いとギャグ調の絵柄で幕を開けながら、巻を追うごとに、人間と魔族という二つの種族の間にある偏見や争いの根深さ、そして誰かを守るために戦うことの意味を静かに、しかし力強く描いていく作品です。
あらすじ
魔族たちが次の魔王を選ぶ『魔王選抜試験』の会場に、一人の人間の剣士が姿を現します。名はヘルク。圧倒的な剣の腕で並み居る魔族の猛者たちを退けながら、『人間を滅ぼしたい』という物騒な野望を公言し、周囲を困惑させます。この不穏な人物の真意を確かめるべく、魔族の女将軍ヴァミリオが調査に乗り出しますが、彼女が目の当たりにしたのは、身を挺して魔族の村人たちを守るヘルクの姿でした。口にする言葉と実際の行動があまりにもかけ離れている——そのギャップに戸惑いながらも、ヴァミリオは次第にヘルクという人物、そして彼が抱える過去に興味を惹かれていきます。
見どころ
1
人間なのに魔王候補!? 掴みどころのない主人公
『人間を滅ぼす』と豪語しながら、実際には魔族の村人を身を挺して救うヘルク。言葉と行動が一致しない彼の言動は、読者にもヴァミリオにも大きな謎として提示されます。この矛盾が解き明かされていく過程こそが本作最大の引力です。
2
ギャグからシリアスへ、振れ幅の大きい構成
コミカルな掛け合いで幕を開けた物語は、巻数を重ねるごとに人間と魔族それぞれが抱える差別意識や争いの歴史という重いテーマへと踏み込んでいきます。緩急の効いた展開が油断できない読みごたえを生み出しています。
3
監視役から相棒へ、ヴァミリオとの関係の変化
ヘルクを見張るために接触したはずのヴァミリオが、彼の生き方に触れるうちに少しずつ考えを変えていく過程は本作の縦軸のひとつです。立場の違う二人が信頼を築いていく様子は、種族を超えた関係性の物語として読み応えがあります。
こんな人におすすめ
人間と魔族、異なる立場から世界を見つめる群像劇が好きな方に。 ギャグとシリアスの緩急がしっかり効いたファンタジーを読みたい方に。 掴みどころのない主人公の『本当の顔』を追いかける物語が好きな方に。
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1期 1〜24話1〜8巻(第70話まで)全24話
アニメ未放送 = 原作 8巻 から(最終12巻まで)
管理人レビュー
『Helck』は、魔王選抜試験という一見よくあるファンタジー設定の中に、人間の剣士という異物を放り込むことで物語を動かしていく構成が巧みな作品です。序盤はコミカルな掛け合いが目立ちますが、ヘルクという主人公の正体、そして彼が『人間を滅ぼす』と言い放つ理由が明かされていく過程で、人間と魔族という二つの種族の間にある偏見や暴力の連鎖という重いテーマが姿を現してきます。テレビアニメ版は連続2クール・全24話という比較的長い尺で放送され、原作8巻・第70話までを丁寧に映像化しています。アニメだけでも一区切りのつく満足度の高い構成ですが、原作はすでに全12巻で完結しており、アニメの先にどのような結末が待っているのかを腰を据えて最後まで見届けられる点も大きな魅力です。
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