学園
映像研には手を出すな!
原作:大童澄瞳 / 全10巻・連載中

vol.1
どんな作品?
『映像研には手を出すな!』は、空想が止まらない浅草みどり、金勘定に厳しい金森さやか、絵の上手さで注目される水崎ツバメの3人が、高校の「映像研究同好会(映像研)」でオリジナルアニメ制作に打ち込む部活動ものです。作画・演出・予算管理という三者三様の視点から「ものづくり」のリアルな面白さを描き、アニメ制作の裏側そのものが物語の推進力になっているのが最大の個性です。2020年冬に湯浅政明監督・サイエンスSARU制作でTVアニメ化され、全12話で原作3巻第23話までを映像化しました。原作は既刊10巻で連載中のため、続きは4巻から読めます。
あらすじ
空想好きの女子高生・浅草みどりは、頭の中に広がる「最強の世界」をいつか映像にしたいと願っている。しかし絵を描くだけでは何も完成しない現実に直面していたところ、金銭感覚に鋭く交渉上手な金森さやか、読者モデルとして活動しながらアニメーターに憧れ、人の動きを描くことにこだわる水崎ツバメと出会う。3人はそれぞれの得意分野を持ち寄り、高校に「映像研究同好会」を設立、オリジナルアニメの自主制作に乗り出す。
予算がない、時間がない、技術も足りない——そんな制約だらけの中で、みどりの膨大な妄想を「設定」として整理し、ツバメの画力で形にし、金森が現実的な段取りをつけていく。無いものは工夫で作り、譲れない部分は徹底的にこだわる。三者三様の視点がぶつかり合いながらも噛み合っていく過程は、部活動ものでありながら「ものづくり」そのものの面白さを教えてくれる。TVアニメ(2020年・全12話)は原作3巻の第23話までを描いている。原作は既刊10巻で連載中なので、続きが気になった人は4巻から読み進めるのがおすすめだ。
見どころ
1
アニメは原作3巻までの映像化
TVアニメ全12話(2020年冬)は、映像研の結成から校内外で自主制作アニメを発表していく序盤のエピソードを描いており、原作3巻の第23話までにあたる。続きは4巻から。
2
「設定の説明」が快感になる構成
みどりの脳内世界を実際の映像として見せる語り口が独特で、妄想がそのままアニメの画になる快感がある。
3
ものづくりのリアリズム
予算・納期・技術という現実的な制約と戦いながら作品を完成させていく過程が、創作活動そのものへのエールになっている。
アニメと原作の対応表
アニメ原作の巻話数
第1期 全12話1〜3巻全12話
管理人レビュー
TVアニメ全12話は原作3巻第23話までの内容を丁寧に映像化している。続きの4巻からも映像研の活動はさらに広がっていく。妄想と現実がシームレスにつながる語り口はアニメでも高く評価されたが、原作を読むとみどりの独白やコマ運びの緻密さがより深く味わえる。ものづくりに打ち込む3人の熱量は、続きを読むほど増していく。
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