コミック図鑑 COMIC ZUKAN
ホラー完結済み

デビルマン

原作:永井豪 / 全5巻・完結 / アニメ第1期まで放送
週刊少年マガジン講談社少年漫画
全編アニメ化済み
デビルマン
vol.1
アニメ DEVILMAN crybaby(Netflixオリジナルアニメ) = 原作 ①〜⑤巻
原作は
1巻から
アニメで全5巻ぶんを映像化済み。原作を1巻から一気読みOK
原作を1巻から読む
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どんな作品?

「デビルマン」は、永井豪が『週刊少年マガジン』で1972年から1973年にかけて発表した伝奇キャラクター漫画で、悪魔と融合しながらも人間の心を失わなかった青年・不動明を主人公に据えた物語です。太古から地球を支配していた悪魔たちが人類社会へ密かに紛れ込み始めたことを知った明は、親友・飛鳥了の導きで悪魔合体の儀式に臨み、悪魔の力と人間の心を併せ持つ「デビルマン」として目覚めます。人間と悪魔、どちらの側にも完全には属しきれない明の戦いを軸に、正体を隠して社会に潜む悪魔たちへの恐怖が人々の疑心暗鬼を煽り、人間社会そのものが崩壊へと向かっていく容赦のない展開が描かれます。全5巻というコンパクトな巻数に、身体的な変容の恐怖と人間不信という二重のホラーを凝縮した、後世に多大な影響を与えた伝説的作品です。

あらすじ

気弱な高校生・不動明は、幼なじみで謎の多い青年・飛鳥了から、太古の地球を支配していた悪魔たちが復活し、人間社会に密かに紛れ込んでいるという衝撃の事実を知らされます。了の提案で悪魔を辿るための儀式「サバト」に足を踏み入れた明は、悪魔と融合しながらも人間としての心を失わない稀有な存在「デビルマン」として目覚めることになります。得た力で暴走する悪魔たちを退けていく明ですが、悪魔は人間そっくりの姿で街に潜んでおり、誰が悪魔で誰が人間なのか区別がつかないという恐怖が徐々に社会を蝕んでいきます。

見どころ

1
人間と悪魔、二つの本能を抱える主人公
不動明は悪魔の力を得ながらも人間の優しい心を保ち続ける稀有な存在です。暴力的な衝動と理性のせめぎ合いを抱えながら戦う姿は、単純な正義のヒーロー像とは一線を画し、読む者に強い印象を残します。
2
誰が悪魔か分からない恐怖
悪魔は人間そっくりの姿で社会に紛れ込んでおり、明確な敵の姿が見えません。疑心暗鬼が疑心暗鬼を呼び、人間同士が傷つけ合っていく展開は、モンスターホラーとは異なる社会派の恐ろしさを描き出しています。
3
半世紀を経てなお色褪せない衝撃度
1970年代に発表されながら、身体変容の生々しさや容赦のない展開は今読んでも古びません。後年のダークファンタジー・伝奇バトル作品の原点として、多くの作家に影響を与え続けている一作です。

こんな人におすすめ

単なるモンスターホラーでは物足りないと感じる方に。
人間社会の疑心暗鬼を描く重厚なドラマが好きな方に。
後発のダークファンタジー作品のルーツを知りたい方に。

アニメと原作の対応表

アニメ原作の巻話数
DEVILMAN crybaby 全10話1〜5巻(物語全体を再構成して映像化)全10話
アニメで全巻映像化済み(全5巻)

管理人レビュー

管理人の総評
★★★★4.4/ 5.0

半世紀以上前の作品でありながら、「デビルマン」が今なお読む価値を失わないのは、単なる怪奇バトル漫画に終わらない構成の強さゆえです。悪魔との融合というアイデア自体は突飛でも、物語の重心は一貫して「人間とは何か」という問いに置かれており、恐怖の対象が悪魔そのものよりも、疑心暗鬼に駆られた人間の姿へと移っていく展開には唸らされます。全5巻というコンパクトな巻数の中に、容赦のない急展開と鮮烈な読後感が凝縮されている点も、今の読者にとってかえって読みやすい強みだと感じました。2018年配信のNetflixアニメ「DEVILMAN crybaby」は、湯浅政明監督のもとで現代的な映像表現と音楽を用いながら物語全体を再構築しており、原作の衝撃をあらためて多くの視聴者に届けた意義深い映像化だと言えます。

恐怖演出
4.6
物語構成
4.4
キャラクター描写
4.3
読みやすさ(巻数の手頃さ)
4.5
アニメは全編映像化済み。
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