『BASARA』は田村由美による少女漫画で、1990年から1998年まで『別冊少女コミック』(小学館)に連載され、単行本全27巻で完結した。文明が崩壊し荒野と化した未来の日本を舞台に、圧政を敷く王朝に対して蜂起した反乱軍のリーダー・双子の兄「戦士タタラ」を失った妹・更紗が、兄になり代わって民を導いていく姿を描く長編スケールファンタジー。旅を通じて出会う敵味方の人間模様、王朝内部の権力争い、そして更紗自身の恋と葛藤が幾重にも絡み合いながら物語は進んでいく。1993年には小学館漫画賞を受賞しており、少女漫画における冒険活劇の金字塔として今も高く評価されている作品である。テレビアニメ『LEGEND OF BASARA』は1998年に全13話が放送され、原作序盤の旅立ちの部分を映像化した。
アニメ『LEGEND OF BASARA』は全13話で、更紗が兄の身代わりとして旅立ちを決意する序盤から、原作7巻あたりまでを映像化している。荒廃した世界観と骨太なキャラクター描写が丁寧に映像化されている一方、放送話数の都合もあり物語はまだ大きな展開を迎える前で幕を閉じる。原作は全27巻というボリュームで完結しており、アニメの続きからは更紗を取り巻く人間関係や敵対勢力との関わりが一気に広がっていく。長期連載ならではの群像劇としての厚みが増していくのはここから先で、少女漫画の枠を超えたスケール感を存分に味わうことができる。